写真ギャラリー
第23回総合花展金沢展 特別大作 作品紹介
【開催日時】
前期:平成30年6月5日(火)~6月7日(木)
後期:平成30年6月8日(金)~6月10日(日)
【展示場】
金沢21世紀美術館 市民ギャラリー
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専務理事
清水 千翠(池坊・金沢市) - 今回は平面を多く取り入れながら、立体的に見える作品を目指しました。赤くて平べったいアンスリウムや色とりどりの板を組み合わせる中で、木の枝などで奥行きと流れるような空気感を表現しました。
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専務理事
市村 理優(古流華之枝会・野々市市) - 漁具の浮き玉からイメージを膨らませ、南国の浜辺を明るく表しました。中央に天井高を生かした庭のサザンカを配し、赤のヘリコニア、アダンの実、花パイナップルで彩りました。3方向からお楽しみください。
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専務理事
西保 淳甫(嵯峨御流・野々市市) - 樹齢40年になる太いキウイを真っ赤に染め、2本組み合わせて植物の力強さをオブジェ風に表現しました。白い壁に浮き立つ赤に、ナツツバキなどの緑を加え、一層引き立つようチャレンジしてみました。
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専務理事
蓮覚寺 光敬(草月流・金沢市) - 平成最後の総合花展をお祝いする気持ちを込め、生け花のケーキをイメージした作品にしました。キンモクセイの切り株やビワの枝葉、赤く染めたツルなどを使ってメルヘンチックな雰囲気を醸し出しました。
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常務理事
中村 一光(池坊・金沢市) - 深山(しんざん)の林に分け入ると、光が差し込む瞬間に出合います。ササユリが咲き、涼やかなテッセンが心を和ませます。緑の季節、ふわりと感じる風と光をステンレスで、木の皮や古木で木立を造形的に表現しました。
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常務理事
若島 翠節(池坊・野々市市) - テーマは幽玄です。木と大小2種類のシラビソで優雅な山並みの風景を、右奥に垂らしたヤナギで滝を表現しました。手前のササユリやコチョウランと合わせて、しみじみとした味わいを楽しんでください。
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常務理事
飯田 真寿(小原流・小松市) - 人里離れた深山(しんざん)の情景を表現しました。緑の葉を付けたカシワを山に見立て、白のオーガスタ、赤のヘリコニアの花は大きな鳥を表しています。知人から入手した北前船の床板や作家物の花器も見どころです。
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常務理事
南川 美惠(小原流・白山市) - 高さのある黒いボックスに赤く着色したカラタチ、ゴールドの流木、球状の針金を配し、自立した輝く女性の姿を重ねました。箱の直線に対し、パームボートや流木の曲線が、強くしなやかな美を加えています。
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常務理事
日野 理敦(古流松照会・志賀町) - 上に向かって真っすぐに生けた2メートル近くもあるフトイから、命の輝きを感じてもらいたい。見どころは下の方にもあります。花器の形に合わせ、フトイを三角形に曲げ、力強さや造形の面白さも伝えています。
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常務理事
上田 理碧(古流柏葉会・金沢市) - 円すい形の花器3種を使い爽やかな初夏を生けました。庭で育った伸びやかなレンギョウを垂らし、中央にはチャセンソウの水中花を据え、青いガラス器にはグズマニアの花や白い小花で軽やかに仕上げました。
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常務理事
中保 理希(古流柏葉会・金沢市) - 初夏の爽やかな風を受けて、里の花たちが揺れています。ピンク、白、青のショウブに、タイサンボク、ナツツバキ、アジサイ。花材を譲っていただいた友人や、お弟子さんたちに感謝の気持ちを込めました。
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常務理事
赤池 理晃(古流華之枝会・宝達志水町) - 古流伝統の受け流し、流し生けなどを基に、決まり事から外れ、広い空間を思い切り生かしてイブキを生けました。ギボウシ、リアトリスもあしらいました。大作でも生花を味わっていただければと思います。
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常務理事
島 眞甫(嵯峨御流・羽咋市) - 存在感のあるキングプロテアの花を中心に据え、野バラの緑と共に寄せました。つやを出した着色タレクワは、壁紙を巻いた長さの違う管に生け、躍動感を表現しています。新緑の風景を味わってください。
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常務理事
河﨑 幸甫(嵯峨御流・金沢市) - 嵯峨天皇が大覚寺の大沢池に舟を浮かべ、一輪の菊を瓶に挿されたのが当流の起こりとされます。創流1200年の記念すべき年に龍頭鷁(りゅうとうげき)首(しゅ)船の花器にご縁をいただき、万感の思いを込めて燕子花(かきつばた)を挿花(そうか)しました。
(順不同)